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ウクライナ穀物輸出が背景…ロシアのドローンがルーマニアに NATOどうする?(2023年9月15日) [ウクライナ]

ウクライナ穀物輸出が背景…ロシアのドローンがルーマニアに NATOどうする?(2023年9月15日)

メモ



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ウクライナ穀物輸出が背景…ロシアのドローンがルーマニアに NATOどうする?(2023年9月15日)

ウクライナと、ドナウ川を挟んで隣り合うルーマニアの領土内で、ロシア軍のものとみられるドローンの破片が相次いで見つかっています。

ルーマニア東部・トゥルチャ県。ウクライナとの国境に近い森の中で、草木がなくなって開けている場所があります。地面には大きな穴。辺りの木々は、焼け焦げています。

3日夜、ロシアは、国境近くにあるウクライナの港湾施設を攻撃。ウクライナは、その際にドローンがルーマニア側に落下したとしています。
近所の住民:「20メートル先に落ちたような大きな音でした。幸いにも、その夜は、とても激しい雨が降ったので、炎が村に近づきませんでした」

ルーマニア政府は5日、破片の落下自体を否定しました。
ルーマニア・ヨハニス大統領:「ルーマニアにはドローンも破片も落ちていない。我々は国土を完全にコントロールしている」

NATO=北大西洋条約機構加盟国であるルーマニアが、仮に攻撃されたとしたら、NATO全体として対応しなければならない事態です。その後、ルーマニア政府は落下については認め、“領空侵犯”だと非難しました。ただ、領内で爆発したものではなく、偶発的なできごとだと強調しています。

ただ、ロシアのドローンとみられる破片は、その後も相次いで見つかっていて、13日には国境から15キロほど離れた場所でも確認されました。

ルーマニア側では、けが人は出ていませんが、地元の人々にとっては、もう、他人事ではありません。
地元住民:「やっと平穏な年金生活を迎えたのに、ご覧の通りです。騒がしい(Q.夜に起こされることも)はい、時々、向こうから警報が鳴ります」

この事態に、ルーマニア軍は、領空の警戒監視を強化するとともに、シェルターの建設を始めました。当局は、スマホなどで警報が出たら、ここへ避難するよう呼び掛けることにしています。

ロシアによる侵略行為がルーマニアに飛び火した背景にあるのは、ウクライナからの穀物輸出の問題です。

ロシアは、7月、黒海を経由した穀物輸出の合意から離脱。ウクライナの港からの輸出が危機的状況となっています。そこで、代わりに活用されているのが、ルーマニアとの国境まで陸路で運び、ドナウ川やルーマニアの運河を通じて黒海に出るルートです。このルートによる穀物輸出も阻止しようと、ロシアは港湾施設などにドローン攻撃を繰り返し、その破片がルーマニアに落ちる事態となっています。

一方、ウクライナは、この数日、ロシアが一方的に併合したクリミアへの攻撃を強めています。ロシア黒海艦隊の拠点、セバストポリの造船所を破壊。補修中の大型揚陸艦と潜水艦が損傷したとみられています。
ウクライナ・ポドリャク大統領府顧問:「ロシア黒海艦隊の非武装化は、穀物の輸出ルートの長期的な安全確保につながるものだ」


※いま、戦況に変化が起きているのでしょうか。

アメリカのシンクタンクによりますと、東部・バフムトでは周辺地域を奪還するなど、ウクライナ軍が進軍。南部・ザポリージャ州の西部では、ウクライナ軍は攻勢をかけるも、ロシア軍も前進はできていないため、一進一退となっています。

そんななか、ロシア軍が攻撃を強めているのが、黒海周辺のミコライウやオデーサという地域。この地域のウクライナの穀物輸送ルートを狙うためです。海上ルートだけでなく、川を使った輸送ルートも攻撃されていて、ウクライナとルーマニアの国境にまで広がっています。今回、攻撃に使われたロシアの無人機の破片が、NATO加盟国のルーマニアで見つかりました。

ウクライナは、ポーランドやルーマニアなど、NATO加盟国4カ国と国境を接しています。NATOのストルテンベルグ事務総長は「NATO境界付近で戦闘や空爆が多発していることは事実。意図的に攻撃したとは見受けられないが、無人機攻撃は不安定化をもたらす」とコメントしています。

※今後、NATOはどのように対応するのでしょうか。

ヨーロッパの安全保障に詳しい二松学舎大学・合六強准教授は「NATOはロシアとの戦闘を避けたいので、できるのは“守りの対策”。アメリカ軍のF16を派遣して、防空警備の強化。ルーマニア国民へ安心を与えるとともに、ロシアに対してのけん制のメッセージになる」と話します。

※NATOには“集団的自衛権の行使”もありますが、発動するのでしょうか。

合六さんは「そもそも“集団的自衛権の行使”は、直接、ロシアとの戦争を意味するので簡単に発動しない。NATOはロシアとの戦闘を避けるため、今回も『意図的ではない」と処理した。ただ、“意図的と捉えられる攻撃が”あった場合、協議のうえで発動の可能性もある」と指摘しています。
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Pearline

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