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中国「顔に泥塗った」日本に反発 専門家「20年前から“気球”目撃」 河野氏が釈明も(2023年2月15日) [日本の報道]

中国「顔に泥塗った」日本に反発 専門家「20年前から“気球”目撃」 河野氏が釈明も(2023年2月15日)

メモ
平和ボケ・・・・・・・


https://www.youtube.com/watch?v=wVtQDMBC4rU
中国「顔に泥塗った」日本に反発 専門家「20年前から“気球”目撃」 河野氏が釈明も(2023年2月15日)

 日本上空を飛行した物体を「中国の偵察用気球と推定される」とした防衛省の発表について中国外務省は15日午後、「顔に泥を塗った」と強く反発しました。一方、日本の国会では当時、防衛大臣だった河野太郎氏が「気球に聞いて下さい」と述べたことについて、野党から発言の真意を問われました。

 日本でも数多く目撃されていた気球型の飛行物体。これらも中国が飛ばしたものだったようです。14日、防衛省が「中国が飛行させた無人偵察用気球であると強く推定される」と発表したのです。

 防衛省によりますと、2019年11月に鹿児島県、2020年6月に宮城県、2021年9月に青森県上空で確認されていた3つについてです。

 2020年、宮城県では当時、“謎の白い球体”として騒動に。空を見上げた人々が「UFO(未確認飛行物体)か?」などといった物体は中国の偵察用気球とみられるのです。15日、改めて街の人に話を聞きました。

 街の人:「日本の機密文書とか、政府関係の物とか取られていたら怖いなと思います」「東北に結構、基地とかあると聞くので怖いな」「日本人は危機管理がないのよ。平和ボケなんだよ、日本国民は」

 また、発表が数年経ってからだったことについても…。

 街の人:「やっぱり遅いというか、隠しているのかな」「なんで今まで黙っていたのか、日本は。結局アメリカあたりに遠慮していたのか」

 15日、松野官房長官は防衛省の発表について、こう説明しました。

 松野官房長官:「(Q.アメリカの撃墜、受けて振り返り、中国の関与が認められると至ったのか?当時から、これまでの対応に不備はなかったという認識か?)過去に我が国領空内で確認されていた特定の気球型の飛行物体については、その所属を含めた詳細について所要の分析を継続してきた。さらなる分析を重ねた結果、これらの飛行物体は中国が飛行させた無人偵察用気球と強く推定されたことから公表を行った」

 鹿児島県の天文施設の館長は4年前の2019年、「当時、中国の偵察用気球とは思わなかった」と話します。

 せんだい宇宙館・今村聡館長:「デパートとか催し物があった時に、バルーンの下に垂れ幕を付けますよね。そういったものがちぎれて空を浮遊しているのかと思った」

 しかし、アメリカで撃墜された中国の気球と比べると…。

 せんだい宇宙館・今村聡館長:「当時(4年前)のものと大変、酷似していると感じました」

 宮城県上空に現れた“球体”を分析してきた東北大学の服部准教授。防衛省の発表について、こう話します。

 東北大学理学研究科(天文学)・服部誠准教授:「今、注目していますが、宮城県には気球が20年前から来ている。目撃情報もある。中国は20年以上前から気球の開発をずっとやっている。最先端の気球を開発する途上で、色んな素材・形で気球を作って飛ばしていたのではないか」

 そんななか、15日午後に中国側が会見で、日本の発表について反発しました。

 中国外務省・汪文斌副報道局長:「日本は確固たる証拠がないのに中国の顔に泥を塗った。それに対して中国は断固として反対する」

 また、中国メディアは日本の発表について、こう報じています。

 中国メディア(深セン衛視):「日本はこれを良い機会とばかりに、あおり立てる陣営に加わった」

 防衛省が「中国の偵察用気球と強く推定」した球体について、15日の国会でも取り上げられました。

 立憲民主党・大西健介議員:「河野大臣に来ていただいていますので、続けて別の質問をしたい。きのう防衛省は、中国が飛行させた無人偵察機用気球と強く推定されると発表した」

 河野氏はデジタル大臣。なぜ質問が向けられたかというと、球体が飛来した当時、防衛大臣を務めていたからです。

 立憲民主党・大西健介議員:「(2020年)6月19日と23日、防衛大臣記者会見の記録だが、19日は『24時間365日、レーダーその他で監視体制を続けております』と答えている。ところが23日は『どこに行ったか定かではございません』」

 実際の会見では…。

 河野防衛大臣(当時):「どこに行ったかは定かではございませんが、自衛隊の気象班が保有しているものではないということは確認しております」「(Q.また日本に戻ってくる可能性は?)気球に聞いて下さい」「(Q.日本の安全保障に影響を与えるものではない?)ん?」「(Q.気球は?)どの気球?」「(Q.通り過ぎた気球)安全保障に影響はございません」

 立憲民主党・大西健介議員:「3年前にこういう、いい加減な対応ではなく、ちゃんと分析していれば良かったという反省はありますか?」

 河野太郎デジタル大臣:「防衛省、自衛隊が様々分析する内容について、これは対外的にはお答えできないもの。記者会見で『お答えを差し控えます』ということもあったと思いますが、それも何ですから『気球に聞いて下さい』と答えた」

 河野デジタル大臣、外務大臣時代のことを聞かれた13日は…。

 河野太郎デジタル大臣:「所管外でございます」

 「所管外」という答弁を12回繰り返しましたが、15日は答えました。

 立憲民主党・大西健介議員:「『安全保障上問題ない』と何も調べず言った、3年前の判断は間違いだったのでは?」

 岸田文雄総理大臣:「河野大臣の発言の趣旨については先ほど河野大臣から説明があった通り。外交ルートを通じて、中国政府に対してこのような事態が生じないよう強く求める、領海侵犯は断じて受け入れられないとこれを申し入れた」

 一方、アメリカ側の“強硬姿勢”に変化でしょうか。アメリカ軍は今月で4回、飛行物体を撃墜していますが、中国が中国の気象研究用気球だと認めた4日のもの以外、3つの飛行物体について、アメリカ政府高官が宇宙関連企業が開発する商業用や研究用の可能性も否定できないとの見方を示したのです。

 アメリカ国家安全保障会議・カービー戦略広報調整官:「中国の偵察計画の一部だとか、外部の情報収集活動に関与しているという兆候や情報は今のところない」

 専門家はアメリカ側の変化について“2つの意図”を感じると指摘します。

 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「アメリカの国内、及び世界が非常に(中国の偵察用)気球に対して警戒感と不安感が高まっているから和らげる、下げる意図」

 そして、もう1つは緊張感が高まる中国へのシグナルかもしれないと指摘します。

 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「最初の(中国の)気球の問題について、ちゃんと謝るんだったらここで手打ちしても良いということを裏のシグナルとしては意味を込めている可能性」

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